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Python開発環境構築メモ [Windows]

Pythonに手を出してみた。
ネットで調べると色々な手順が出てくるので、
環境構築の手順を整理しておく。
画像とかは面倒なので省略。

目的

  1. Pythonインストール
  2. 仮想環境作成
  3. IDEインストール
  4. コンソールにHello World!を表示

ここまでやってみる。

前提

  • Windows10(64bit)
  • Pythonはその時点の最新バージョンを入れる
  • venvで仮想環境を作成
  • IDEEclipse+PyDevの組み合わせ
  • Anaconda(データサイエンス向けPythonパッケージ)は使用しない

導入時点の各バージョン

Python導入

以下のURLからダウンロード。
https://www.python.org/downloads/

Python3.7.0リンクを押下する。
Fileの中から「Windows x86-64 executable installer」を押下してダウンロード。
ダウンロードした「python-3.7.0-amd64.exe」を実行する。

インストール画面が表示される。
パスを通しておきたいので一番下の「Add Python 3.7 to PATH」のチェックをつける。
Customise installationを選択する。

[Optional Feautures]
特に変更しないのでそのままNext。

[Advanced Options]
Install for all userにチェックをつける。
Precompile standard libraryにもチェックが付いてインストール先も変わる。
パスはC:\Program Files\Python37のまま進める。
Installを押下する。

Disable path length limitを選択する。
パスの260文字数制限を解除する。

Pythonのインストール完了。
コマンドプロンプトを開いて以下のコマンドを実行。
インストールしたバージョンが表示されることを確認。

>python -V
Python 3.7.0

仮想環境作成

仮想環境を作成して環境毎にパッケージのバージョンを管理できるらしい。
3.6以降はvenv推奨とのことなので、以下の公式ドキュメントを読みながら作成してみる。

12. 仮想環境とパッケージ — Python 3.7.0 ドキュメント

29.3. venv --- 仮想環境の作成 — Python 3.7.0 ドキュメント

任意の場所にディレクトリを作成。
venvコマンドで仮想環境作成後、アクティベートすればいいらしい。

コマンドプロンプトを開いて以下のコマンドを実行。

>mkdir C:\dev\python\venv1
>python -m venv C:\dev\python\venv1
>cd C:\dev\python\venv1\Scripts
>activate

(venv1) C:\dev\python\venv1\Scripts>

(venv1)と表示されているので、アクティベートできている。
あとは適宜必要なパッケージをインストールしていく。

IDEの選択肢

軽く調べた限り以下の選択肢が見えてきた。

  1. PyCharm
  2. Spyder
  3. Eclipse+PyDev

PyCharmが良さそうだったがProfessional版とCommunity版があって
Professionalは有償版で試用期間30日。
CommunityはDjangoプロジェクトの新規作成ができないらしい。
Spyderは軽量なIDEという印象。

自分がEclipseに慣れているのもあって今回は3.を選択する。

Eclipse導入

PleiadesのAll in One Eclipseをインストールする。
以下のURLからダウンロード。

Eclipse 日本語化 | MergeDoc Project

とりあえず最新バージョンを入れてみる方針で行く。
Eclipse 4.8 Photonを選択する。
Python Full Editionの64bit版を選択する。
ダウンロードした「pleiades-4.8.0-python-win-64bit-jre_20180627.zip」を解凍する。

Eclipse.exeを起動する。
起動後にインタープリターとパス更新画面が表示される。
選択したまま「選択された変更を適用」を押下する。

前手順で作成した仮想環境のインタープリター設定をする。
ツールバーのウィンドウ>設定>PyDev>インタープリター>Pythonインタープリターで新規を押下する。
インタープリター名と実行可能ファイルを入力する。

インタープリター名:venv1
実行可能ファイル:C:\dev\python\venv1\Scripts\python.exe
追加するパスを選択して適用して閉じるを押下する。

PyDev導入

デフォルトでPyDev6.4.1がインストールされていたので特に手順なし。

Hello World!してみる

プロジェクトを作成する。
ツールバーのファイル>新規>プロジェクト>Pydevプロジェクトを選択する。
以下の設定を入力して完了を押下する。
プロジェクト名:HelloPyDev
インタープリター:venv1

モジュールを作成する。
プロジェクトを選択して右クリック>新規>Pydevモジュール
モジュール名:testmodule
テンプレートはモジュール:メインを選択する。

作成されたモジュールを開いてprint文を追加する。
モジュールを右クリック>実行>Python実行。

testmodule.py

if __name__ == '__main__':
    print('Hello World!')

Hello World!

無事にHello World!が表示できた。
次回はDjangoプロジェクトを作ってみる予定。